散題 201-250



だけどぼくは高く飛べる
星の海
なぜぼくらには感情があるのだろう
純潔を守るために自らを殺す
治らない自傷癖
人魚は歩く痛みを知った
焼けた髪
ニンゲンには無理だよ
だらしのない葉っぱ
ヴェールを脱ぎ捨てて花嫁は勇ましく逃げ出した

誰かのおニンギョウじゃない
優性遺伝の罠
アズライールの日記帖
梅は咲いたわ、桜はまだよ
たいくつ待合室
ハースリーベを奏でる蜜月
飛べた弱虫
水たまり撥ねて会いに行こう
一目であなたとわかる不思議
わたしを踏み台にしあわせになりなさい

ピンクスノウが積もる屋根
いらないと思ったら迷わず捨てなさい
ここにいる現象
眠りの砂を撒きにきて
月の濃い晩、あの人に会いに
笑顔で壊れていくだろう子どもを抱いて
潰れた喉で叫んだ愛は誰の耳にも届かない。あたしにだって聞こえない
魔王出たりはいったり
一夜に月は減らずとも
Lasciatemi morire!(私を死なせて)

おやすみロンリィカウボゥイ
散る散る満ちる、冬の桜と私の涙
故意に恋する
peccatum originale
アルレッキーノが恋した女
捜してください
ドレスを裂いて走る
ぼくがいなくても平気だよね
ラストクォーターのピアス揺らして
泣くくらいなら歩け

どうせ捨てるんだからだいじにしまわないで
春告げ
I'm a SOLDIER
賽は全力を以て投げ捨てられた
それでも地球はまわらない
耐え難きを耐えず、忍び難きを忍ばず
ぼくの辞書の不可能という文字は塗り潰した
少年よ、大志だけは抱くな
そして死こそは敗北である
英雄のいない時代は不幸だが、英雄のいる時代はもっと不幸だ